ThinkCentre M75q-1 Tinyを分解&カスタマイズしてみました
以前の記事でポチったThinkCentre M75q-1 Tinyがやっと届いたので、早速色々チェックしていきたいと思います。
外観をチェック




サイズ感としては182*179mmということで自分が最近買ったMac mini(197*197mm)に比べると若干小さいかなっていうレベルですね。とはいえM75q-1はACアダプタなのに対してMac miniは電源が内蔵されている・・・Appleってすげー!(なお価格)
ポート類は至って普通ですが、まぁ一般用途では困らない必要十分な構成だと思います。最安構成ではDP+HDMIのデュアルディスプレイが可能ですね。
それじゃ中を見ていきます。
天面から分解
天面は後ろのネジ1本外すだけでスライドで簡単に外せます。開けるとHDDとシステムクーリングファンが出てきますね。
今回はSSDではなくHDDの構成で頼んだのでこんな感じです。メーカー製あるあるなHDDを買わないとHDDマウンタついてこない問題はこの製品では気にしなくていいそうです(HDDじゃなくてもマウンタ&ケーブルが付いてくる)。
HDDとファンを外すとこんな感じでヒートシンクが出てきます。ヒートシンクなんですが結構強力なバネ付きネジで固定されていて、CPUとの圧着度はかなり高いです。圧着が低いといまいち熱が移りにくいのでかなりナイスなポイントですね。
さらに左下にWifi用のM.2コネクタが見えますね。オプションつけてないので空ですが、こちらは後ほどモジュールを取り付けたいと思います。
ヒートシンクを外すとこんな感じで、グリスどちゃベタ付けですね。かなりへばりついてて外すのに苦労しました・・・。こちらはきれいに拭いて後ほど手持ちのグリス(何年前に買ったか忘れた)に塗り替えたいと思います。
CPUはこの商品の目玉!AMD Ryzen 5 Pro 3400GEです!4コア8スレッドの最新モデルですね。私は初Ryzenなのでちょっと感動です・・・。
表はこれ以上分解できないので今度は裏を開けていきます。
底面を分解
底面は天面を外したあとに、プレートをスライドすると外れます。こっちはちょっと固めでした。
開けるとメモリスロットが2基、M.2 SSD用のスロットが見えますね。ありがたいことにM.2 SSD固定パーツもサーマルパッドもついてますね!
メモリはSK Hynix製ということでメジャーチップですね。今回は1x 8GBで注文したので1枚です。これは後ほど2x 4GBに換装したいと思います。
裏面はこれで以上なのでMBを外してチェックしたいと思います。
MBをチェック


流石に組み込み基盤ということもあり小さいですね。今は持ってないので感覚忘れたんですが、Mini-STXよりも小さいですかね?
ここまで分解して思ったんですが、分解が超簡単です。外したネジはたった10個程度で、粘着貼り付け等も一切ないのでかなりメンテナンスしやすいです。特にメモリ・HDD・SSDへのアクセスはネジ1本だけという画期的な構造。自作PCキットとか言われても違和感ないですね・・・。
カスタマイズしていく
まず最初につけるのはメモリですね。
今回は1x 8GBから2x 4GBに換装します。仕様はどちらも同じDDR4-2666 UDIMMですね。ちなみに交換先はMac miniから抜いたやつです。メーカーはMicron純正。黒くて目立ちますね。
そしてNVMe SSDです。
SAMSUNGの970EVO PLUSですね。NVMe SSDの中ではトップクラスの性能です。SSDって突き詰めると結局SAMSUNGに行き着くんですよね・・・。高いんですが、昔に比べると本当にマシになりました。

Samsung SSD 500GB 970 EVO Plus M.2 Type2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3 5年保証 正規代理店保証品 MZ-V7S500B/EC
- 発売日: 2019/02/01
- メディア: Personal Computers
SSDには手持ちのサーマルパッドを取り付けて蓋します。本体にも付いてるんですが、下側なのでチップに直接触れるわけじゃないんですよね。上側につければケースのフレームに触れて熱を逃せるのでかなりナイスです。
続いてWifiモジュールを付けます。
こちらはIntelのAX200ですね。Amazonにて2099円で買ったものですが、画像を見て分かる通り技適マークがついていません。このままだと日本では使用できないので注意してくださいね。使うと電波法違反です。
Wifiモジュールはアンテナを付けなくても動くといえば動くんですが、拾える電波が非常に弱いです。なのでここにアンテナを付けます。
ノートPC向けの貼付け型Wifiアンテナですね。今回はこれを天面の裏側に貼っつけます。
こんな感じに貼り付けました、あとはケーブルが挟まったりファンに当たらないようにうまくしまって蓋を締めるだけですね。
これはいいものだ
3万2千円でこのパソコンが買えるなんて、いい時代?になったもんですね。3400Gの内蔵GPUは(内蔵の中では)かなり性能がいいので、画質調整こそ必須ですが結構ゲームも遊べます。仕事用としてもよし、おもちゃにしてもよし、リビング用PCでもよし、子供にFORTNITE遊ばせるもよしですね。興味ある方は衝動で買っても損しないと思いますよ。